『加西とまと』のおいしさの秘密

加西とまと(写真)

粘土質の土壌を生かし、1954年から栽培され続けている『加西とまと』は、酸味が少なく、甘みと深いコクが人気。

完熟しても棚落ちせず果肉がしっかり詰まっているのが特徴です。

さて、岡田農産がつくる『加西とまと』のおいしさの秘密は何でしょう?

その1.トマトと水稲の輪作をする独特のやり方から


ヒエのイメージ写真
稗=ヒエ (注)実際にすき込むのは出穂前のヒエ

 

 

収穫後にはハウスのビニールをはがして、水を入れて代かきをします。代かきで圃場(ほじょう)にたまった肥料成分を溶かし、後作のヒエは吸収しやすくなります。 その結果、肥料分の残らないきれいな圃場になります。
加西市ではトマトの後作に水稲作を入れる作り方が広く普及していました。水稲に余った肥料成分を吸わせて、またさらに、水面下の低酸素状態下で好む微生物が育ち連作障害を回避してきました。
しかし、施設を残して稲作をするのは手間がかかり、今はやる人がほとんどいません。
そこで、代かきは残し、水面下でも育つ緑肥作物(ヒエ)を栽培して除塩する方法にたどりついたのです。
ヒエは出穂前の9月上旬に刈り取り、土壌にすき込みます。
ヒエが吸収した肥料成分はゆっくりと分解され、トマトの栄養分になっていくのです。
そして、もうひとつ重要なのは代かきに使用している用水。
多量に使用している用水は、水質もよく、水そのものに含まれるミネラル成分があり、養分供給になります。そしてその中に生息するゲンゴロウやオタマジャクシなどの水生生物は、生物が死ぬ事や排泄物などからミネラルが補給されます。 さらに水生植物からも同様です。
用水はトマトの品質向上に大きく役立っていると思います。
こうやって、自然の力で土をケアします。土壌消毒は一切していません。

その2.自家製発酵肥料


 

 弊社では、肥料にもこだわり製造しています。

 養分が蓄積しない熟成された土作りと自家製発酵肥料等の効果により、コクやうまみの強い美味しいトマトが生産できています。そして発酵には自家製発酵菌を使用しています。

 それから、春の時期には、酸味を抑えた方が美味しく感じるため、発酵肥料の効果により酸味の少ない丸みのある味わいのトマトを生産しています。

 

 

 

その3.トマト作りへの飽くなき向上心


トマトの栽培期間中は畝(うね)の間にもみ殻を大量に敷きます。

雑草防除や除湿効果があるほか、もみ殻に当たった光がトマトの樹に反射して光合成を促す効果があります。

厳寒期の1月下旬から2月上旬は日射量が少なく、寒さが厳しいため、低温に強い品種を選択して栽培しています。

また、冬場の燃料代を抑える為、新たな蓄熱装置の実証試験にも協力しています。

そして、お客様に喜んで頂けるよう味わいのあるトマト作りを日々研究しています。