岡田農産株式会社では、平成19年3月から最寄りの九会小学校(3年生)を圃場(※1)に招き、食育を進め体験学習を行っています。
そしてさらに、平成31年4月には2校目となる賀茂小学校(3年生)が実施して頂きました。
目的は、日頃、何気なくスーパーで見ているトマトがどのようにして育っているか?を観察頂いて、少しでも関心を持っていただければと思い実施いたしました。(平成31年現在で13回)。
それから加西の産地は1954年から発足し地域の方にご愛顧いただき今日までやってこれました。その謝恩として体験学習を通じ地域への社会貢献となればと思っています。
また、小学校2年生から4年生は食育的にも大切な時期で、食べ物を食べる習慣がつくと一生身に付くそうです。ですからその大切な食育に適したこの時期に体験することは非常に大切だと言えます。
さらに、体のすべての五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)を使い、普段体験できない質の高い印象に残る学習を行っています。
その結果、トマト好きな子が増えたり、またトマトが苦手だった子が食べられるようになったりと結果を聞いております。またそれから、毎年対象学年の皆さんは体験学習を楽しみにしていると聞いています。そして、食育を発展させるため、新しい小学校でもご要望があれば、春の時期に実施したいと思っています。さらに、農業という職業が魅力的なものづくりの職業ということを認識してもらえればと『育農』にも発展させて体験学習を行いたいと考えています。
(文章:岡田毅)
(※1) 圃場(ほじょう)とは「作物を栽培する田畑。農圃。」のことです。